老いるということは

oldman マネジメント
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老いるということが、経験を獲得することと同義であるなら、それは素晴らしいことだ。

20歳代の時には、若くて無理が効くから、若いうちに持ち得る「労働時間や労働量」こそが評価されるべきだと思っていた。
しかし、年齢を重ね、経験を積むと、労働量によって生まれる成果よりも、判断や工夫、チームによるマネジメントによって得られる成果の方が大きいことがわかってくる。
人間のみならず、全ての生き物にとって命という仕組みはよくできていると思う。なぜなら、若さと老いを必ず経験できるようにできているから。しかも1回限定で。
老いることで、必ず若さを持つ者に対する寛容な心が芽生えてくる。そして未来を託す人材を育てたいと思うようになる。
老いは素晴らしい。

老人になって死ぬ間際になっても、老いを素晴らしいといえるかどうかはわからないけれども。それでも老いは素晴らしい。

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